HOME   ポエム3   BACK   曲(ドビュッシー”夢”)

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日記から  19**年 3/14(日) 晴れ

私が十七で貴方が二十一の時でした
今、私はやっと二十一
四年前 私に子供だと言った貴方・・・
貴方と対等に話が出来るようになりたいと望み
貴方が言ったように私が子供なら   
早く大人になりたいと思いました
顔を見ることもなく時は過ぎ去って行き
想えば あの頃の私は
貴方が珈琲を飲みながら
ふと黙り込んで虚ろげな表情をするのを
淋しく見つめることしか出来なかった・・・  
もうすぐ貴方は二十五になるのですね・・・
四年の月日が経った今も また 貴方は
私がついていけないほど
時を知ったのでしょうか・・・   
  

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冬の詩  19☆★/1/9

冬の風が 愛をなくした心に 
狂ったように吹きわたり 
夢のない 心のない
虚ろな分身に変えてしまった 
追いかけて・・・追いかけて・・・
遠く手を伸ばしても 
ただ去ってゆくだけの 
黒い氷のかけら                                         
求め疲れた女の胸に        
冬の吐息が吹き荒れる        
とめどもなく吹き荒れて        
とどめるその術さえ 忘れた心

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日記から  19**年/

人を愛することに疲れたという
貴方の瞳の底からは
何かを求めようとして必死になっている
そんな輝きが見受けられます
言葉にしなくても 瞳の輝きから伝わる真実
妥協を許さない厳しい姿勢の中にも
底知れない暖かさが伝わってくる
そんな貴方が気がかりです
 

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日記から  19△▽/1/10

珈琲を飲みに ジョイという店の扉を押して
入り口近くのカウンターに座ろうとすると 
60歳がらみの店のマスターが      
「こちらが空きましたから こちらに来られたら?」
と勧めてくれた        
勧められるまま 奥に行って        
15分程 訳もなく話しながら 
「ここの珈琲は口当たりがいいな」と感じた
帰り際 1冊のポエムを買った私に   
「これを買ってくれたのは貴女が初めてだ。うれしくなったからこれをあげましょう」と 
小さな赤ヘルをくれた        
家のお醤油にかぶせておこうかなと言って
皆の笑いを背に店を出る

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